カテゴリ:インクのはなし( 4 )

雪山風?

e0012781_2259489.jpg東山魁夷の「雪原譜」風味。
出来上がってみたらあまり「雪景色」っぽくないな、と思ったけれど。
地面部分をマスキングして、木のスタンプをバランスよく捺します。
地面部分はマスキングした上、VersaMarkを筆で叩き込んで、ピグメントパウダーで着色。
青色がちょっときついな、と思ったのでBRILLIANCEのPlatinumPlanetを筆にとって全体にポンポンとのせていきました。雪で煙っているように見えないかな・・・。
色合いが参考にした絵と違うけれど、最近この緑がかった青色も好きだなぁ。
e0012781_2259720.jpg1981年の展覧会のチケットと今回使った
スタンプ・インク類。
子供のころから行っている展覧会のチケットを集めていたら結構なコレクションになってきました。
<使用スタンプ>Just For Fun
<その他>
VersaFine(DeepLagoon)
VersaMark
BRILLIANCE(PlatinumPlanet)
ピグメントパウダー(ターコイズ)

e0012781_230727.jpgさて、ここにVersaFineとStazOnがあります。
どちらも速乾性で、紙に捺した後すぐに水性マーカー等で着色できる優れものです。
こうやって書くと同じような色の場合どっちかひとつ持っていればいいのではないか、という疑問が湧いてきますね。
ここで私の使用感を中心とした両者の違いについてちょこっと書いてみたいと思います。(ごく簡単に)

それではまずVersaFine
ピグメントインクの仲間。油性。
主に普通紙・カードストックで大活躍!
OHPシートとかプラスチックなどに捺した場合、こすったら色が落ちてしまいます。
細か~い柄のスタンプもしっかり再現して、にじみません。
インクパッドのもちがすごくいい。

そして、StazOn
溶剤性のダイインク。(よく会社で使うシャチハタのインクみたいでツーンとしたにおいが
僅かにあります。)
紙をはじめ、プラスチックから皮までほとんど何にでも色が乗って便利!
紙に押した場合、ものによっては多少にじみます。
ふた開けっ放しにしていたり、たくさん使った場合、インクパッドが乾いてきます。
レフィルインク<インカー>を補充しなければいけません。

簡単にいってこんなところですー。(あくまで私の感想中心ですが、もっと詳しく!という方は
ツキネコサイトにゴー!)

普通紙に押す、ということだけ考えて「少しのニジミも許せん!」といった場合にはVersaFineがいいと思います。私も今回はそんな気分だったので。
まぁいつもは「たまたま手に触れたほう」を使っていますが。
リアル「やまね小屋(作業机)」はいつもカオスです・・・。
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by yamanenokoya | 2006-11-13 23:34 | インクのはなし | Comments(5)

ブリリアンスの新色!

CKCには、はじめは行かないつもりだったのですが、新色インクがどうしても気になったので、
最終日の午後遅くに滑り込みました。
キラキラインク好きなので、BRILLIANCE新色全色をゲットしました。今回はVersaMagicの
新色は見送ったのですが、紫好きとしてはEggplantという色は買うべきだったかも・・・。

e0012781_2346558.jpg特に気に入ったのがPearlescent Poppyという色(大きな花の色)、深みのある赤色がきれいで、スタンプしたときに「おお、きれい!」と感動しました。
後はPearlescent Olive(パンチで抜いた小さな花)。
背景スタンプも新色を使ってみたかったのですが、今回しっくり来る色が無かったのでここはVersaMagicのSpanishOliveを使いました。(しばらく使ってなかったらインクパッドが乾燥気味だった・・・)
お花の色だけが強調されればよかったので今回は私にしてはシンプルカード、かな?
最近アクリル使うことが多かったですが、ツキネコブースできれいなサンプルカードをたくさん見て、「ああ、いいな」と思ったので、もうちょっとうまくインクを使いこなしたい!と思いました。
とにかく、BRILLIANCEは速乾性なところがいいですな。

<使用スタンプ>
大きな花:HeroArts
背景スタンプ:Stampington&Company

e0012781_23471657.jpg今回の新色では、DTPするとホントに金属のような仕上がりになるインクも。その筆頭がSTERLITE BLACKです。黒にシルバーの輝きがプラスされている感じです。
左はグレーのチップにDTPしたものです。下地処理をしなくてもしっかり色が付きます。
左から、Pearlescent Rust、Sterlite Black、Crimson Copperです。

チップのおいてある紙は、私が何とか金属っぽい紙を作ろうとしたもので、銀色の色味の違うアクリルを2~3色重ねぬりして、さらに紙やすりをかけてみたものです。結構いい線いったかなと思ったのですが、インクはさっと塗るだけでキラキラなので、何か無駄な努力をしたような・・・。
あと、Rocket Red、Sunflower Yellowという色もあるのですが、それはまた別の機会に・・・。



・・・で、ここまでインクのお話をしましたが、やっぱりどうしても叫んでおきたい~
漫画「xxxHOLiC」!(すいませんすいません、またわかる人限定話です)
もしやこのまま永遠の休載も・・・と危惧するぐらい長い1ヶ月を経て、やっと月曜日に連載
再開でした。相変わらず、どこに進むかわからない感じですが、着地点が見えてきた気が。
・・・怖い・・・。心のサプリメントだと思っていたらとんだ劇薬だった、という感じです。
ついに私「ツバサ」にも手を出してしまったし。(15・16巻のみ)
何か抱き合わせ商法に負けた感じが。恐るべしCL○MP・・・。
「のだめ」も読みたいんだけれど、それどころではないみたい・・・。

うはー一応すっきりした。
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by yamanenokoya | 2006-11-02 00:28 | インクのはなし | Comments(10)

ダイインク (Dye Ink)

独断と偏見のインク講座(?)第2段は「ダイインク」のおはなしです。・・・とかいいましても
正直私もこれらのインクを使いこなしている、とは言いがたいので(汗)すごーく簡単に
終わってしまいそうです。それでも少しは「ダイインク」の性質をお伝えできればいいな
と思います。スミマセン・・・
e0012781_18593476.jpgアメリカのスタンプ本には必ずといっていいほど名前の出てくるダイインク、日本ではまだあまり知られていないですね。でも最近はこちょうさんやSBXの講習でその魅力に触れられた方も多くなってきているでしょう・・・。左が(なんとか)日本で手に入るダイインクたちです。
左上からジグザグに、
「PATTY」(こどものかお)
「リトル・パティ」(こどものかお)
「IMPRESS(インプレス)」(ツキネコ)
「IMPRESS(インプレス) Dual Marker」(ツキネコ)
「Kaleidacolor(カレイダカラー)多色パッド」(ツキネコ)

発売元が色々ですが、全部ツキネコ製のインクです。
そして形態も色々ですが性質はほぼ同じものです。
「ダイインク」の特徴として水のようにさらさらしているということを前回書きました。だから、「ペンタイプ」が存在しているのでしょうねぇ。
e0012781_1930329.jpg左の写真は(前にも出しましたが)普通紙にアジサイを「インプレス」で捺して「インプレスマーカー」で中を塗ったものです。
すごく透明感があって発色がキレイです。細かい柄もくっきりと出ます。
ピグメントインクと比べてジワッと浸透するように紙に定着します。(だから、紙の質によっては、スタンプの縁が少し滲んだ感じになることがあります。)
速乾性でエンボスには向いていません。
e0012781_19481637.jpg普通紙のほかはグロッシーペーパー(吸湿性のある光沢紙)と相性がいいです。
グロッシーペーパーの代用品としてインクジェット紙も使えます。(でも、種類によって色の出方などが少しずつ違うようです)
・・・3枚目写真は(また季節感皆無ですね)
アサガオをピグメントインクで捺して、その上から黄色いダイインクをローラーでごろごろ塗りつけたものです。
光の当たり方でお分かりになるでしょうか??ピグメントインクのほうは、紙の上にインクの色素が吸収されずに「のっかっているだけ~」という感じですが、ダイインクのほうは、吸収されて、紙本来の光沢が出ています。
e0012781_20101041.jpgダイインクとグロッシーペーパー(あと、ヴェラム紙とか)との使い方で一番有名なのが(?)次にあげる方法だと思います。
「バーサマーク」というインクのレジスト(撥水)効果を利用します。
バーサマークでスタンプし、それを良く乾かします。(急いでいるときはエンボスヒーターでガーッと乾かします。でも焦がさないように・・・)
一枚目はゴムローラーで「カレイダカラー
e0012781_20112143.jpg(多色パッド)」をのせ、余分なインクをティッシュなどでふき取りますと、ご覧のように「白抜き模様」になります。
私はゴムローラーは大型手芸店の版画コーナーで購入しました。ブレイヤーという名前でアメリカの雑誌には載っています。
二枚目の写真では、バーサマークでスタンプしたあと、ゴムローラーではなくファンデーション用のラテックススポンジを利用して色をのせました。(どんな色使いだ・・・)
一枚目では素直に多色パッドのグラデーションを楽しみましたが、こちらは数色を取って、よく分かりづらいですが・・・ぼかしの効果を狙ってみました。数色混ぜてみても濁った感じにならないところが、このインクのいいところだと思います。
e0012781_20414652.jpg以上のように、グロッシーペーパーでとてもキレイに発色するのですが、ひとつ気をつけなければならないことがあります。
左の写真は「インプレス」のFawnという色をラテックススポンジでグロッシーペーパーに塗りつけたものです。左が塗った直後、右が塗って1日置いたものです。
ご覧のように時間が経つと一段色が明るくなったりします。
作品を作って「あれれ~狙った色ではなかった」ということになったりします。ご注意。
あと、耐光性がピグメントインクなんかと比べるとちと劣る、とのことです。でもそんな急に色あせるということではなさそうなのでカードとかだったらあんまり気にすることないかな~。

・・・と、基本的な使い方はこんなところでしょうか。まだまだ色々な使い方があると思います。「こんな使い方も出来ます!」というものがありましたら私にも教えていただきたいです~。

グロッシーペーパー(Glossy Paper)は、これまでなかなかスタンプに適したものが入手できませんでしたが、最近はネットショップで結構購入できるようになってきました。

<使用スタンプ>
アジサイ:Anna Griffin(ALL NIGHT MEDIA)
アサガオ:こどものかお
木の枝:Stampington&Company
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by yamanenokoya | 2005-11-30 20:56 | インクのはなし | Comments(4)

ピグメントインク (Pigment Ink)

スタンプのインクって本当にいろんな種類があります。
スタンプアートを楽しむには、どんなインクがあるのか?またその性質は?そして紙との相性は?ということを知ることが必須です。私は今までこのブログで作品作りの説明をするときは、どんなインクを使ったか、を書いてきましたが「ピグメント」とか「ダイインク」とかいっても「???」なところがありますよね~(笑)
私自身も書いていて「あれれ、”ピグメント”とか言ってるけどブリリアンスもピグメントだし・・・」と混乱することが多くなってきたので、ここで「インクのはなし」を短期集中連載(!?)したいと思います。・・・とかいってもホント~にインクの種類も多いので、私が普段使っているものを中心に大雑把な項目分けでお話したいと思います。専門的なお話は各種スタンプインク等を製造している「ツキネコ」サイトをご覧くださいませ(笑)
それでは今日は「ピグメントインク」のおはなし~

e0012781_22414567.jpgまず初めに、ピグメントインクとダイインクの違いをごく
ごく簡単にご説明します。
それには左の写真を見ていただくのがいいかと・・・。
両方とも多色パッドなのですが、上がピグメントインク下がダイインクです。ダイインクのほうは色と色の間に隙間がありますね。このことからも2つのインクの違いが伺えます。
ピグメント(顔料)インクは粘度が高く、色同士が混ざりにくいものです。粒子って感じ・・・?
ダイ(染料)インクは水のようにさらさらしていて、色が混ざりやすいものです。ですから多色パッドでは色同士を離しているのです。(使用するときは左のツマミをぐっと右側に押して、各色のパッドを密着させます。)
e0012781_2244349.jpg左の写真のものが基本のピグメントインク達です。私がフツーに「ピグメントインク」といっているものは特に断りが無い限りこれらのインクを指しています。乾燥時間が遅いのでエンボスに最適です。普通紙向け
右上はメタリックカラーの多色パッドで、この中では唯一油性の性質を持っています。
下のミニパッドは左から
「artnic(アートニック)」(ツキネコ)
「minicolors」(こどものかお)
「colorkiss」(こどものかお) です。
発売元が色々ですが、全てツキネコ製のインクです。artnicはメタリックカラーを含めて全96色(!)あります。全色売っているところってなかなか見つからないですね~。この間渋谷の東急ハンズでようやく全色発見しましたが・・・。
minicolorsとcolorkissは、artnicの色の中から「こどものかお」によってセレクトされたもの、といった感じでわりと身近なお店で手に入れられる商品です。3つのブランドの中ではダブっている色もあるので、購入するときには注意が必要です。
とにかく、一番お手軽で色数も豊富なので、純粋に「色」を楽しめるところがとっても魅力的なインクです。また、小さいインクパッドは手に持って直接インクを紙にこすり付け着色する方法にも向いています。DTP(direct to paper)という方法です。
e0012781_22461736.jpg参考までに
左のインクは、アメリカの「colorbox」というブランドのピグメントインクです。
基本的には上のツキネコインクと同じ性質を持っています。が、インクパッド面がツキネコのものよりべったりと付く気が・・・。特に左のフロストホワイトは、ツキネコの白に比べ濃度が高い感じで、これを使ってスタンプするとすごくポッテリとつきます。実は下のゴーストテクニックに使ったのはこのインクなのです。同じ性質のインクでも、メーカーによって使用感に微妙な違いがあるな、と思いました。
e0012781_22482496.jpg左の4種(全てツキネコ製)
「VersaMagic(バーサマジック)」
「BRILLIANCE(ブリリアンス)」
「Opalite(オーパライト)」
「VersaFine(バーサファイン)」
もまたピグメントインクの仲間です。
それぞれにスバラシイので、これらはまた個別に使用感など色々お話したいと思っています。


はひ~、疲れた・・・。説明になっているようななっていないような・・・。ムズカシイです~。
私の経験上語っている部分も多いので、「ここはちがうよ!」という箇所がありましたら遠慮なくご指摘ください。
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by yamanenokoya | 2005-11-28 01:34 | インクのはなし | Comments(4)