カテゴリ:イギリス話(鮮度低)( 4 )

長い夜のはなし ふたたび

今日も、話も長いです・・・。

この間まではオレンジのミニカボチャが売られていたというのに、昨日今日で街は
あっという間にクリスマスカラーが増えてきました。ちょっと、早いよ・・・

気が付いたら今日はすでに5日、でしたね。今日はイギリスではガイ・フォークス・ディ
Guy Fawkes Day)という日です。ハロウインよりこっちのほうが盛り上がります。
そもそもの起源は1605年の国会爆破未遂事件”Gunpowder Plot”によります。
ガイ・フォークスなる人物とその仲間(カトリック教徒)が、プロテスタントのジェームズ1世
の政権に不満を持ち、国王の暗殺を狙って国会を爆破しようとした事件です。
11月5日に、事前に陰謀が明るみに出て未遂に終わりました。
(いわゆるテロを未然に防いだ、といった話で、最近の世界情勢を髣髴とさせるような
話でよくよく考えてみると、うわ・・・と思うような行事です。)
それを記念して、毎年この日に大きな焚き火をしたり花火を打ち上げたりします。
そこでガイ・フォークス・ディをBonfire Nighitとも言います。
Bonfireというのは「野外での大きな焚き火」のことです。
ハロウインの時に一緒にこの日の話を聞いたのですが、最初に聞いたときは「盆ファイアー」
かと思ってしまいました。だってね、ハロウインはお盆みたいなものだから「盆の迎え火」を
連想してしまいますよ(ていうのは私だけだろうか?)

私たちも、住んでいた市のHPでBonfireを行う場所を探して行ってみました。
井桁を組んだキャンプファイアーの火なんかと比べ物にならないくらいの大きな焚き火でした・・・。
ガイ・フォークスを模した人形も一緒に燃やされる、という話を聞いたのですが、私達が見た
ところ人形は確認できませんでした。
焚き火の後ろでは、花火が打ちあげられ、移動遊園地の明かりが闇に浮かんでなかなか幻想的な光景ではありました。
夜が長く鬱々としてしまう時期に、このような行事があるのは本当に有難いと思いました。
聞いた話によると、イギリスではこの時期と、新年を祝う時期にしか花火を打ち上げてはいけないそうです。
個人でもみんな、ここぞとばかりに打ち上げるので音がすごいです。
ただ、私達が住んでいた2002年は、なんと消防士が40パーセントの賃上げ要求のストに
入る、と言う話があって花火は自粛してね、との通達があったみたいです。(新年早々はすごかったですが、そういえばこの時期はあまり音がしていなかったような・・・)
Bonfireの当日はストは回避されたようですが、その後ホントに断続的なストがありました。
結構混乱したようです。労働者の権利が尊重されていますが、日本ではありえないですね。

・・・なんか本当に記憶が薄れてしまっているのですが、今日はこんなところです。


e0012781_21412857.jpgそれでは今日の一枚。
・・・とかいってスタンプ作品ではありません。写真もちょっと光ってしまったよー。
伊藤若冲(1716~1800)という絵師はご存知でしょうか?巷では結構人気みたいですね。
もう4年近く前になりますが、新聞の日曜版に特集が載っていて、それ以来のファンです。
彼の作品群のひとつに「花鳥版画」という多色刷りの
版画があります。黒地に鮮やかな色彩の鳥や花が浮かび上がっています。
お気づきかもしれませんが、私が「黒地に図柄を浮かび上がらせる」ことにこだわることになった版画です。
若冲の絵は切手になっていまして、今年でた鶏の切手以外(何で買わなかったのだろう)が全部揃ったので、
これらを使ってミニミニ画集を作ってみたいな、と思っています。
どういう形にしようか考えています・・・ずっと考え中です・・・・。
あと、是非若冲の絵の実物を見てみたいです、まだ見たことがありません。
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by yamanenokoya | 2005-11-05 22:15 | イギリス話(鮮度低)

長い夜のはなし

もう今となっては記憶も薄れてきたし、鮮度も低い話なのですが、昨日のハロウイン話に続けてもう少しイギリスの冬の入りについて書きたいと思います。
イギリスにいて、何が精神的にこたえたかというと「冬の夜の長さ」です。
何でもすぐ故障する、電車が遅れる、何でもかんでも対応がものすごい遅い・・・等々は
数ヶ月もするうちに何となく諦めがついてくるものなのですが(先進国の基準って何かな?)
冬が暗~いのはホントに参りました。(あ、他に、何者かに車の窓割られたのもキツかった)

e0012781_2341094.jpg30日、10月の最終日曜日の午前2時にイギリスの
サマータイムが終わりました。
イギリスは緯度が北海道より高いですから、夏と冬の昼の長さにとんでもなく差があります。
参考までに、写真を載せますね。
左は、2003年6月の夏至を少し越えたあたりの、午後10時30分ごろの空です。
この後一応暗くなりますが3時ごろにはもううすぼんやり明るくなってきます。

サマータイムとは、毎年3月の最終日曜から10月の最終日曜まで標準時より時計を1時間進めることにより
長くなった昼の時間の有効活用をする、というものです。(日本でもかつて実験的に導入されたとの話も聞きましたし、実際北海道の一部?で今年実施されていたような・・・)
始まりの日は、なんだか一日眠かったです。なぜなら時計を進めたことにより1時間の早起きを強いられるからです。(たかが1時間ですが何となく・・・)
その代わり、今まで午後の5時だったところが4時になるのですから、夕刻はすごく得した気分になりました。(ただ、いつまでも明るいので、いい気になって活動していたら実際はすごく夜更かししてたー!なんてことも・・・。)
1日のうちにも天候がめまぐるしく変わるイギリスでも、夏は本当に気持ちがいいです。
その時期の話はまたいずれ。

で、冬時間(標準時)に戻りますと・・・。
朝は1時間多く眠れる~!とねぼすけの私にはとても有難かったのですが、夕方はなんだか急に日没が早くなったような錯覚に陥りました。
その日からドンドン暗くなっていくばかり・・・。
朝は8時ごろまで暗く、お昼ごろも太陽の高度が低く、何となく夕日のようで3時ごろには暮れ始める、といった感じになります。(時間帯はウロ覚えなのですがこんなとこだったと思います)
だんだんと気持ちも鬱々としてくるわけです。日本の穏やかな冬の日差しが恋しかったです。
(季節性鬱病とかいうのがあるらしいですね、それだったのかな)

英会話学校の先生に、「このイギリスの夜の長さ、慣れないな~」といったところ
「冬至までの辛抱よ!でも、私たちはね、長い夜はキャンドルに火をともして暖炉に火を入れてゆっくりと過ごすのよ」と、いかにもイギリス~な話をしてくれました。
「ほほ~!いいね~!」とばかり、私もいそいそとキャンドルを買って家に帰り、つけようとしたら、だんなが「火事になるからダメ~!」とか言っちゃって許してくれませんでした。
(なんと!消防士がストライキをしてたりしたので・・・この話もまた後で)
その後もさらに症状はひどくなり、「もう日本に帰る~っ!」とウーウー唸りながら泣きながら
荷物をまとめたこともありました。さすがに「ちょっと待て!」と止められましたが(笑)
今では笑い話ですが、クリスマスの頃までなんだか感情がめちゃくちゃでした。
今夜はハロウインですが、今思えばホントにあれがケルト的な一年の終わりで冬の始まりだったのだな、と思いました。

・・・次こそはガイ・フォークス・ディの話を。


※長々と失礼しました(汗)
そこの情報違うよ、という部分がございましたらご指摘お願いいたします。

イキナリ間違え・・・英国滞在期間は2002年7月~2003年9月末までだったので
上の写真は2003年のものでした~。2002年、とか書いてた(11月1日修正)
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by yamanenokoya | 2005-10-31 23:48 | イギリス話(鮮度低)

ハロウインばなし

e0012781_2012489.jpg左の写真はスタンプの交換会に提出したものです。
カボチャ部分はインプレス(ダイインク)のCamelという色のマーカーで塗っています。いい色なのですが、重ね塗りしたら色が沈んでしまいました。
でも、ため込んでいた「マジックメッシュ」(上下部分の帯)を使うことも出来て満足!

<使用スタンプ>
こどものかお(文字)・HERO ARTS(背景)

いよいよ明日はハロウインですね。私はイギリスに行ったものの、英語はからっきしだったので、イギリスで近所の自宅を開放した英会話教室に通っていました。そこで、年中行事についても色々聞く機会があったのでハロウインについて、ここでご紹介したかったのですが・・・。
いろいろメモったものが見当たりません(涙)
簡単に言ってしまうと、もともとは古代ケルト人(ヨーロッパ先住民だったりする)の暦の最終日に当たり、死者の魂が戻ってくるということで、いわばケルトの「大晦日とお盆」だなと理解しました。(超簡単!!色々語源なども聞いてなるほど~、と思うことも多かったのですが、色々うろ覚えなのでこの辺で終わらせていただきます。)
「ところで、"trick or treat"とか、イギリスでもするの?」と聞いたところ、「あれはアメリカの文化よ。イギリスではあまりしないわね」と言うことでした。「あぁ左様で・・・、確かにもりあがってないよね(少し残念)」と思いました。でも、治安のこととか考えるとあんまり盛んな行事でなくて良かった気もします。
それでも、私たちが住んでいた場所よりもっと郊外の、子供の多い街では「こどもの祭り」として結構定着していると言う話も聞きました。そもそも、私たちはフラット(集合住宅)にすんでいたので、そういうところはわざわざベルを押さないかもね、とも言われました。
一応外を眺めていたら、2人ばかり見ましたけど・・・。
一人目は、イギリスの国民服(笑)ジャージに身を包んだ近所のティーンエイジャーらしい女の子、鬼みたいなお面をつけてやる気なさそーに歩いていました。もう一人は小さい男の子、黒いゴミ袋で作ったマントをガサガサ言わせながら、お母さんに手を引かれてヨチヨチと、知り合いの家を巡っていました。可愛かったです・・・。
それくらい・・・それくらいで、私たちのイギリスでのハロウインの夜は更けていきました。
ロンドンとかはもっと盛んだったのだろうか・・・?

次は、この季節ハロウインより盛り上がるガイ・フォークス・デイについて書きたいと思います。
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by yamanenokoya | 2005-10-30 22:55 | イギリス話(鮮度低)

ハウスダストか?

止まっていた咳がぶり返してきたのでこれはまずい、とやっとこさ昨日病院にいってきました。
肺はキレイですーと言われたので一安心。「なんか動物飼ってます?なんらかのアレルギーかも」と言うことで検査の為に血を採られました。動物飼ってないけど、アレルギー・・・?

病院から帰ってきたら、休みだっただんなが部屋の大規模な模様替えを始めていました。
部屋の片側に並んでいた机や棚が、すでに反対側の壁に移っていました。
(掃除と片付けの技はすばらしいんですよ)
なんか家に帰ってから咳がひどくなってきたんですけど・・・
そういえば、日曜日から小規模な模様替えが進んでいたよなー。
・・・もしかして「ハウスダスト」にやられたのか!ということで何となく「アレルギー」に納得。

ウチって本(と雑誌とマンガ)が異常に多いのです・・・。
周りに本を積み上げて、開いた空間で暮らしている、っていうか。「開き直ってヴィレッジヴァンガード(本屋)のような部屋にしよう!」とか言っていたのが悪かった。
重いものがあちこちにあって私だけでは動かせず、普段の掃除ではあまり手が届かないところが多かったので埃が舞い上がったようです。

もう帰国してちょうど2年が経ちますが、私たちは1年と2ヶ月ばかりイギリス北部の都市に住んでいました。
イギリスでは家具付き物件も多く、私たちが借りたところも、食器や寝具まで付いていて住んだその日から不自由のない生活を送ることが出来ました。日本からの荷物はほんの少しで、残りの家財道具はトランクルームに預けていました。
色々笑いあり涙あり(怒りあり)の1年2ヶ月を過ごして私たちを待っていたものは・・・
トランクルームにあった200箱(!!)のダンボールの山。
あちらでは物が少ないながらも気持ちのいい生活を送れていたので、思えば帰国した
あの頃から今のモノだらけの生活がイヤになっていたようです。もうちょっとシンプルな生活が送れるようにだんだん物を減らしていこう、と決意を新たにしました。

あ、でも「スタンプ」はイギリスで出会いました。
正確には、本屋にて「スタンプの」と出会ったわけですが・・・。
(スタンプ雑誌も出ているのですが、HeroArtsなどのメジャーな会社のスタンプに出会ったのは帰国間際、ロンドンで発見したお店1件だけでした。んー、英国ではあんまり盛んじゃないなぁ、とそこの店主は言っていましたが・・・。どうなのだろう?)
その、スタンプ関係の品物の増殖がいまだ止まらないのがちょっと・・・。

e0012781_2321292.jpgここまで読んでいただいてありがとうございました!
それでは今日の一枚。
やっぱり画像があったほうがいいかなーとおもって。
去年の11月の交換会の作品(使いまわしですみません)御題は「ギフトタグ」でした。ちょっぴり正月を意識していました。中央の牡丹の花は、エンボスした内側を漂白剤で紙の色を抜き、インプレスのオールドローズを筆にとってぼかしました。
あれから1年!早い!

<使用スタンプ>こどものかお・HERO ARTS
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by yamanenokoya | 2005-10-27 23:44 | イギリス話(鮮度低)